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研究開発の推進
医療機関を中心に、県内外の大学・研究機関と連携した橋渡し研究や、地域企業の技術力を生かした患者・家族や医療従事者のニーズに基づく製品の開発を支援します。
また、大企業と包括的共同研究契約を締結し、医療従事者と企業が連携し、企業の新機種開発を進めます。
1 トランスレーショナルリサーチの推進
(1)新しい診断技術・治療法の開発
ア 県立静岡がんセンターにおける研究開発
取組例
- 肺がん腫瘍マーカーの製品化、後継製品の開発、バイオマーカー開発
- 完全ヒト型モノクロナール抗体作製技術開発、診療への応用
イ 医看工連携の推進、充実
- 連携先
- 東京工業大学、東京農工大学、早稲田大学、慶應義塾大学、国立遺伝学研究所、静岡県立大学など
研究開発例、取組例
- 分光分析法を用いた非侵襲的皮膚がん自動診断支援装置の開発
- 染色体異常の解析によるがん診断法の開発
- 抗体作製用の細胞採取
- 皮膚がん自動診断支援装置/MSI-03
(2)創薬・診断薬の開発
創薬プラットホームを活用し、抗がん剤、抗ウィルス剤、体外診断用医薬品の効率的な開発を行います。
- 参画機関
- ファルマバレーセンター、静岡県立大学、県立静岡がんセンター、静岡県環境衛生科学研究所
成果例
- 医薬品候補化合物創出(特許出願)
- 特色ある化合物ライブラリーの構築 (平成28年9月現在約12万個)
(3)治験・臨床研究の推進
ファルマバレーセンターが構築した治験ネットワークを活用し、世界中の企業が治験や臨床研究を行っています。
○静岡県治験ネットワーク:静岡県内28病院、約14,000床(平成28年9月現在)
取組例
- 日本人、アジア人に適した抗がん剤の開発など
2 医療現場が必要とするきめ細かな技術の開発
製品化例
- 直腸脱気チューブ
前立腺がん患者の陽子線治療時の快適性を向上するためのチューブ - ガイドピン式経皮骨針生検セット
骨腫瘍の検査を最小限の侵襲で行うことができる器具 - 抜管防止用ミトン付着衣
チュ−ブ類自己抜去防止効果が高く、患者の状態観察・脱着が容易なミトン付着衣
- 直腸脱気チューブ
- ガイドピン式経皮骨針生検セット
- 抜管防止用ミトン付着衣
3 大企業との連携による製品開発
開発事例
- 低刺激口腔ケア製品の開発
抗がん剤治療中の方、高齢の方、敏感な方など、口腔トラブルを抱えている方も使用できる低刺激タイプの口腔ケア製品(全5点)(サンスター(株)、静岡県歯科医師会、県立静岡がんセンター) - 画像診断支援ロボットの開発
県立静岡がんセンターに蓄積された50万件以上の画像データをもとに、疾病候補を掲示。画像診断及び報告書作成を支援(富士フイルム(株)、県立静岡がんセンター)
- バトラー口腔ケアシリーズ
- 画像診断支援ロボット