伊豆文学散歩
穂積忠 十号碑

穂積忠 十号碑

穂積忠(1901~1954)は伊豆の国市生まれの教育者・歌人。中学時代に北原白秋の門に入り、国学院大学で折口信夫に師事した。歌碑の歌は、昭和28年冬の作で「三島市」の小題がある連作の一首。湧水の桜川には、冬になると水靄が立ち込めたものである。

碑文

町なかに 富士の地下水 湧きわきて 冬あたたかに こむる水靄

所在地:三島市 桜川沿い