伊豆文学散歩
市川左団次 句碑

市川左団次 句碑

歌舞伎役者として活動するかたわら、小山内薫とともに自由劇場で演劇革新運動を行った二代目左団次(1880~1940)は、新歌舞伎にも積極的に取り組み「修禅寺物語」の夜叉王は当たり役だった。句は修善寺の秋景色を讃えたものだが、夜叉王のセリフに「天下一」の一節があり、その役で一世を風靡した喜びも込められている。

碑文

わが目にも天下一なり 湯場の秋

所在地:伊豆市修善寺 梅林