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がん化学療法による急性悪心・嘔吐に対する
グラニセトロン(カイトリル®)3mgと1mgのランダム化二重盲検比較試験
A double-blind randomized controlled trial comparing
3mg and 1mg of Granisetron for the control of chemotherapy-induced acute emesis
聖隷浜松病院 乳腺科 金容壱
連絡先:〒430-8558 静岡県浜松市中区住吉2-12-12 TEL:053-474-2222(代表)
浜松医療センター
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聖隷浜松病院
聖隷三方原病院
沼津市立病院
浜松医科大学医学部附属病院
藤枝市立総合病院
以上、10医療機関(静岡県内 がん診療連携拠点病院)
化学療法を実施する悪性腫瘍患者を対象として、急性期の悪心・嘔吐の予防におけるグラニセトロン(カイトリル®)3mg製剤に対する1mg製剤の非劣性を明らかにする。
*1 化学療法の開始とはグラニセトロン投与開始時間のことをいう。
*2 嘔吐完全抑制とは化学療法開始から24時間以内の嘔吐なし、かつ制吐剤の追加投与なしとする。(空嘔吐は含まない。)
Moderate risk 以上の化学療法剤による治療を受ける予定の悪性腫瘍患者
投与群 | 治療内容 |
---|---|
A群 |
グラニセトロン3mg + デキサメタゾン (既定量):化学療法剤投与10~30分前に点滴静注 |
B群 |
グラニセトロン1mg + デキサメタゾン (既定量):化学療法剤投与10~30分前に点滴静注 |
試験薬は、カイトリル®注3mg、カイトリル®注1mgを使用する。グラニセトロンであってもカイトリル®以外の製剤・ジェネリック薬は許容しない。