
木下杢太郎 詩碑
伊東市街を一望に見わたせる伊東公園に木下杢太郎(1885-1945)の文学碑が建っている。多面的な活動をした杢太郎の全人生を象徴する杢太郎の記念碑である。杢太郎は伊東市湯川の出身の医学者にして詩人。文学、美術など、多彩な才能の持ち主であった。文学碑は1956(昭和31)年に、杢太郎碑建設委員会の手によって建立された。
碑文
ふるき仲間も遠く去れば、また日頃/顔合わせねば、知らぬ昔とかはりなき/はかなさよ 春になれば 草の雨。/四月 すかんぽの花くれなゐ。また/五月にはかきつばた。花とりどり、/人ちりぢりの眺め。窓の外の入日雲。
所在地:伊東市湯川3丁目 伊東公園